ハイキングにも良いアプトの道
横川駅ー軽井沢駅(11.2km)の
明治26年に開通したアプト式鉄道の跡、
現在は一部遊歩道となっている
アプトの道を見てきました
旧熊ノ平駅から
本当は軽井沢からここまでバスで来て
アプトの道で横川駅まで
頑張って歩くつもりでいました
途中で暗くなったら困るので(^^)
部分的に覗いてみることにしました
ガイドマップによると
往復だと12.2kmで
所要時間は3時間半とのこと!
もし今から往復してたら
帰りは暗闇の中を歩いていたことでしょう(><)
この先をご覧いただくと「暗闇は絶対ムリ!」って
わかると思いますので是非ご覧下さい(笑)
*横川方面
一番右のトンネルがアプトの道のスタートです
アプト路線があったトンネルですね
残っている線路は
アプト式廃止後に出来た新線です
1997年9月30日まで使われていました
廃線ウォークというイベントの時に限ってだけ
横川⇔軽井沢間を歩くことが出来ます
これからご紹介するアプトの道は
一般開放されていますので
いつでも歩くことが出来ますが
旧線路を歩くことが出来るのはイベントの時だけです
最後にご案内してますのでご覧下さい
過去に勝手に軽井沢方面に入って
事故も起きているそうなので
許可なく通る事はやめましょう
これだけ今もしっかり残っていると
簡単に復活出来そうな気がしてしまいます
東南アジア諸国あたりだと
普通に列車が来るレベルですよね(^^)
どこからどこまでの区間かわからないですが
本当に復活話しが立ち上がっているそうです
ここは過去、何度か事故が起きている駅で
1950年には土砂崩れによる大規模な事故も発生しています
そのため慰霊碑もありました
昭和41年1月31日限りで駅は閉鎖され
その後は使用されていない駅です
現在はとても静かな場所なので
鹿やキツネ、猿などの
野生動物に出会う事がよくあるそうです
熊だけは怖いですけどね!
ここから途中を立ち寄りながら
一番の名所「めがね橋」へ向かってみます
途中のアプトの道を少し紹介
横川ー軽井沢間11.2kmの間に
トンネルが26
橋梁は18あります
険しい所である事がわかりますね
上がってすぐ左にトンネル
熊ノ平から歩いて来てたら
ここへ来るわけですね
第七号トンネル(75m)
右(横川方面)へ進んでレンガの橋を渡って歩いて行ってみると
第五橋梁と第四橋梁とありました
第六号トンネルに少し入って
第四、第五橋梁を見るとこんな感じですここに昔は列車が走っていたかと思うと
不思議な感じですね
横川方面
ここをまっすぐ行けばめがね橋に出ます
この第六号トンネルは一番長いトンネルです(546m)
最初は横川駅まで全部歩くつもりでいましたが
ここを1人で行くにはかなり心細いですね(笑)
戻ります
上から見るとアプト式の列車が
結構高いところを走っていたのがわかります
めがね橋へ(第三橋梁)
国道18号線沿いにある
めがね橋駐車場に車を止めて歩いていきます
ここから歩いてもすぐです
めがね橋のそばに路上駐車も出来ない事はないですが
一応真面目に!(^^)
見えてきましたよ!
これが第三橋梁「めがね橋」
明治25年4月に工事が始まり12月に完成した
日本最大級のレンガのアーチ
高さは31m!芸術的な橋です
他の橋梁もすべてがレンガ出来ていて規模は違いますが
レンガの橋はここだけではありません
未だに何ともないという事は
かなり頑丈な橋ですね
こちらは横川駅発の時刻表なのですが
旧道を行くバスは日付が限定され
11:10発1本だけとなっています
画像をクリックしていただくと大きく見れます
しかしかなり古い落書きばかりです
昭和56年6月7日ということですよね?宮本さん↓
ということは1981年6月7日!
調べたらやはり日曜日でした(^^)こんな感じのかなり歴史あるたくさんの落書きがありました
登り切ったところ!
上に上がってしまうと普通の遊歩道という感じ
熊ノ平寄りの
第六号トンネルに少し入って
横川方面を見てみました
さっき私がいた場所に
ご夫婦の観光客の方がいますトンネルから出たらこちらのご主人から
「この道はどこまで行ってるんですか?」と聞かれまして
「横川駅まで歩いて行けるんですよ~」と偉そうに教えました(^^)
橋の上から1997年まで活躍していた
信越本線の鉄橋がやや見えました
あんなとこ通ってたんですね
あれは多分
横川→軽井沢線(下り)です
軽井沢→横川線(上り)はもっと向こうだと思います
廃線ウォークではあそこを歩けますよ
18時過ぎたら電気が消えてしまうそうです
夕方から歩くのは避けた方がいいと思います
朝は7時から点いているそうです
鉄道で使用していた砂利だと思いますが
たくさん転がっているので暗いと足元が危ないです
温度計があります
表が29℃でした
軽井沢から国道18号で横川方面に向かう時に
めがね橋だけちょっと立ち寄るのも良いと思います
実際この日もそういった方が多く見受けられました
碓氷湖(うすいこ)
めがね橋の少し先(横川寄り)に「碓氷湖」があります
人工で出来た湖です
ちょっとだけ寄ってみましたが
気持ちの良いところですね
一周すると1200m
約2、30分ほどで歩けます
紅葉の季節にはうって変わって
かなり賑やかになるそうです
横川駅
駅そばにアプトの道スタート起点があります
ここから熊ノ平まで行くのも良いですが
上りになるので少しきついかも?
個人的には下りになる熊の平、
もしくはめがね橋から横川まで
景色を見ながら歩いた方が良いと思います
進んでいくとこんな道!
まっすぐ進めばさっきのめがね橋へ出ます
横川駅のホーム
線路が他にもいっぱいあります
かつては車両だらけだったでしょうね
反対側のホームへ!
使ってない?わけではないようですね
階段で行き来出来るので
使用してるのは間違いないですが
SLを走らせる時くらいみたいです
ここを登って向こうへ戻ってみます
時刻表
一部1時間に2本で
ほとんど1時間に1本程度!
しかし途中学校も多いため
乗車率は非常に高い路線です
もう少し本数を多くしても良いのでは?
と思ったくらいです
現在の車両は211系です
車内はいたって普通ですが
1号車にトイレが付いています
横川ー高崎間は30分程度なので
そんなに使う人はいないでしょうね
アプト式廃止後に活躍したEF63機関車(鉄道文化村で)
横川駅前の碓氷峠鉄道文化むらで撮影
明治26年開通したアプト式です
真ん中のギザギザしたところに
ひっかけて登っていたわけですね
蒸気機関車だった時は
トンネルに入った時運転手さんも
煙でかなり苦しかったようです
大変な時代でしたね
明治45年に蒸気機関車から電気機関車に変更となり
運転手や乗客が苦しむことは無くなりました
時代と共に更なるスピードのアップが求められて
新たな新線が敷かれ
アプト式は廃止となりました!
現在同じアプト式を使用しているのは
静岡県の大井川鉄道井川線です
昭和38(1963)年から
新線の横川ー軽井沢間の急こう配で活躍したのが
このEF63でした
66.7‰を登り降りするためだけの機関車
横川駅でEF63を客車に接続して
急こう配の碓氷峠を超えて軽井沢へ向かうわけですが
きっとその間にたくさんの方が
横川駅で名物の「峠の釜めし」を買い
客車の中で食べたのだと思います(^^)
1997年の9月まで活躍してましたので
懐かしい方もいるでしょう
廃線はかなり惜しまれましたが
機関車の整備のコストなどが
あまりにかかり過ぎるため
やむ負えない選択でした
イベント!<廃線ウォークについて>
有料になりますが
旧信越本線を歩くイベントが行われています
お弁当も出るようです!
当然「峠の釜めし」でしょう!(^^)
安中市のホームページからアプトの道の
観光パンフレットをダウンロード出来ます
表と裏
最後に軽井沢の宿を1軒だけご紹介させて下さい
知り合いなもので!(^^)
評判の良いお宿さんです
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